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どこまで責任を持つか


仕事をする時、どこまで責任を持つかというのは難しい問題です。

演奏の仕事で言うと、ピアニストは楽器を持ち運ぶことがほとんどありません。会場に置いてあるピアノがどんな状態でも、それでベストを尽くすというスタンスが普通です。 しかしやろうと思えば自分で調律師の方を手配したり、極端な例だとピアノを運搬して会場に入れることも不可能ではないかもしれません。とはいえいつもそうしていたら大変です。

また、スタッフや共演者との関係もあります。自分がこうしたら良いと思うことを全て伝えて、その通りに動いてもらうようにお願いすることはできます。 でも周りの人からすると、なんでもかんでも指示されると信頼されていないような感じがすると思います。それはかえって円滑にものごとが進まなくなりそうです。

自分で良いと思う方向に周りの物事をコントロールするのか、周りの人や環境を尊重してその中で自分の個性を発揮するのか。 周りを尊重してその中でベストを尽くすというやり方が好みですが、それをやりすぎて無責任にならないように気を付けないといけません。

周りに託す時も、自分自身の意志をもった選択として信頼して任せる必要があると思います。


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