音楽の練習をしていて、すぐには弾けない難しい部分に出会ったとします。 難しい部分は簡単にできる部分よりもっと詳しく観察して対策を立てる必要があるのですが、その障害になるのが自己嫌悪です。 自分が出来なかった時に頭の中が自己嫌悪で支配されてしまうと、そこで起きている事をしっかり観察する事が出来なくなってしまいます。 失敗した時に生徒を厳しく責めるような教育は、この自己嫌悪を大きくしてしまいます。これは生徒が自分で音楽の道を進んでいく上で効果的ではないと思います。 直すべき部分は感情を入れずに情報として伝えて、それより生徒の良い部分を心を込めて伝えていく方が音楽の喜びをもって丁寧に音楽に向き合えるのではないでしょうか。